震災から立ち上がったバスケットボールチームとしてワイドナショー(フジテレビ系列)でも取り上げられた熊本ヴォルターズ。
B2で勝ち上がった彼らが昇格をかけて富山グラウジーズと戦った、B1・B2入れ替え戦が熱かった。
富山グラウジーズvs熊本ヴォルターズ|B.LEAGUE B1・B2入替戦 2017-18 GAMEHighlights|05.27.2018 プロバスケ (Bリーグ)
B1とB2では露出や待遇で大きな違いがある。
だからB2の熊本ヴォルターズは絶対に昇格したいし、B1の富山グラウジーズは絶対に降格したくない。
負けられない戦い。だから必然的に両者死に物狂いの熱い戦いが繰り広げられた。
サムネにもなっている富山グラウジーズの宇都直輝は、リーグを代表する長身ポイントガード。
ポイントガードにもかかわらず191センチのでかさだ。
日本のポイントガードとしてはずば抜けた高さを持っていて、その高さを武器として得点力も高いポイントガードだ。
2年連続アシスト王・宇都直輝の2017-18SEASON TOP5 PLAYS
二年連続アシスト王で、得点ランクリーグ5位の宇都を見てると、ポイントガードでもでかいほうが有利なんだなと思わざるを得ない。
個人成績としては一番結果を残してるポイントガードだが、チームとしては結果を残せてなく入れ替え戦を戦うことになった。
そんな191センチの大型ポイントガードの宇都直輝率いる富山グラウジーズをB1から引きずり降ろそうと奮闘した熊本ヴォルターズ。
大型ポイントガード宇都直輝を持つ富山グラウジーズに対し、熊本ヴォルターズのポイントガードは古野拓巳。
古野はアシストもうまいし、スティールだって得意だ。
宇都直輝はB1のアシスト王だが、古野拓巳だってB2のアシスト王の称号を二年連続で獲得している。
それと、インサイドに日本人ビッグマンがいることも熊本ヴォルターズの強みだ。
B2でただ一人日本のA代表の候補選手に選ばれて強化合宿に呼ばれ、台湾で開催された第40回ウィリアム・ジョーンズカップの日本代表に選出されて、アジア勢を相手に日本人ビッグマンとして活躍を見せた中西良太は、Bリーグ2018-19シーズンでの活躍も期待される選手だ。
火の国熊本は、ブースターの応援も熱い。
ブースターの応援で熱く燃えた熊本ヴォルターズは、B1チーム富山グラウジーズを相手に白熱のプレイを見せ、あと一歩のところまで追い詰めた。
本当に惜しいところまで行った。勝つためにはたった4点が足りなかった。
今年こそは・・・という思いはチームにもブースターにもあるだろう。
BリーグはB1のチームだけでなくB1に昇格しようと奮闘しているB2のチームにも注目だ。
そのなかでも、ポイントガードの古野拓巳とシューターの小林慎太郎が共同主将としてチームを引っ張り、優秀な日本人ビッグマン中西良太もいて、
昨シーズンB2得点王のチェハーレス・タプスコットが加わりさらに強くなった熊本ヴォルターズに最注目だ。