前回、震災に負けずに立ち上がったB2の熊本ヴォルターズについての記事を書いたが、自然災害がバスケの試合そのものに影響を及ぼすことがある。
島根スサノオマジックVS川崎ブレイブサンダースは、悪天候のせいで停電というハプニングが起こって、試合が中断するという事態になった。
↓動画一分過ぎに停電が起こる。
島根スサノオマジックvs川崎ブレイブサンダース|B.LEAGUE第18節 GAME2Highlights|02.04.2017 プロバスケ (Bリーグ)
試合会場は島根スサノオマジックのホーム、松江市総合体育館。
この日松江市は大雪に見舞われた。
それが原因か、島根スサノオマジック対川崎ブレイブサンダースは、停電というハプニングにも見舞われ、試合が一時間以上も中断されてしまった。
そんななかで暇を持て余していた観客を気遣った篠山竜青のファンサービスがすばらしかった。
カーテンが開けられ窓から光が差し込んでも電源は復旧せず試合は中断したまま。
そこで篠山は観客席にいるお客さんにパスを出し、パスを返してもらってシュートを打つという、バスケファンにとってうれしい、バスケ選手とバスケするという夢のような体験を実現させたのだ。
会場に足を運んだバスケファンを退屈させず楽しませようとする篠山竜青は、プロバスケ選手の鑑だ。
篠山はその神対応によって、川崎ブースターだけでなく、敵の島根ブースターの心もつかんだ。
この試合は、川崎ブレイブサンダースのもう一人のポイントガードの活躍が光った試合でもあった。
島根県出身の藤井祐眞は、地元で地元チームを相手に大活躍してみせた。
藤井祐眞は、得点力があるタイプのポイントガードだ。
高校時代にはウィンターカップで、一試合79得点というとんでもない最多得点記録を残しだれにも破られていない。
Bリーグの強豪川崎ブレイブサンダースは、篠山竜青と藤井祐眞という二人の司令塔が引っ張るチームだ。
Bリーグチャンピオンになってもおかしくない、強いチーム。
そろそろ始まろうとしている2018-19シーズンに期待だ。