タイトル通り、激動だった彼の約半年を振り返ってみる。
6月20日、ドラフト当日、上位指名候補として、世界中のたった20人だけが招待される舞台前のテーブル席、通称「グリーンルーム」に招待され、日本人選手として快挙となる全体9位指名で、ワシントンウィザーズに選ばれた。
ウィザーズというチームはかつてボルティモアにあって、そこに弾丸の鋳鉄場があったことから、「ボルティモア・ブレッツ」というチーム名だったが、ワシントン移転後、物騒な名前から変更し、「魔法使い」をチーム名にした。
月バスに、ドラフト当日の流れが書いてあった。
午前9時、スタイリストが会見で着る服を部屋に届けてくれ、着用
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いくつかのブースを回り、インタビューや写真、ビデオの撮影
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記者会見
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再び、ビデオなどの撮影
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ドラフトで指名時に被る帽子のサイズ測定
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散髪(NBAが指名候補者のために手配)
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ドラフトで身につけるジュエリーなどの選択
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NBAケア。子供たちのバスケットの練習を手伝ったり、一緒にメッセージを作成
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スポーツ用品店でサイン会
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ピザ屋を訪問し、撮影
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NBAのスポンサーへ挨拶
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そして本番
2019 NBA Draft Wizards Behind the Scenes
ドラフト指名後は、チーム練習に参加し、若手の実力を試されるサマーリーグで、確かな力を示してみせた。
Best of Rui Hachimura | MGM Resorts NBA Summer League
Rui Hachimura Turns In Big Performance VS Atlanta | July 11, 2019
レギュラーシーズンが始まり、NBAが誇るスター選手との闘いが始まった。
Highlights: Rui Hachimura's Wizards Debut - 10/23/19
デビュー戦から、14得点10リバウンドで、ダブルダブルの活躍
ハーデン率いるロケッツとの戦いは、まさしく激闘だった。
Highlights: Rui Hachimura vs. Rockets - 10/30/19
めちゃくちゃハイスコアゲーム
158点とるオフェンス力があっても、
159点とられるディフェンス力じゃ意味がない。
ディフェンスの大事さを感じさせられる試合だった。
その後、アウェイでの4連戦。
11月26日ナゲッツ戦、27日サンズ戦、29日レイカーズ戦、12月1日クリッパーズ戦
最低気温マイナス12度のコロラド州デンバーから、最高気温23度のアリゾナ州フェニックスに移動してそのまま試合というハードなスケジュール
【週刊 八村塁vol.6】連勝後のキングス戦からアウェイ4連戦のレブロン擁するレイカーズ戦まで!
そしてやってきたロサンゼルス、その大都市には、優勝候補の2チームがいた。
レイカーズには、王様レブロンとアンソニー・デイビスの最強コンビがいる。
その試合は、大谷翔平が観戦していた。
キングを相手に得点を決める、ルーキーとして申し分ない活躍をするものの、チームはレブロンとADの猛攻を受け敗北した。
Highlights: Wizards vs. Lakers 11/29/19
続くクリッパーズにも最強コンビがいた。
ファイナルMVPカワイ・レナードとポール・ジョージだ。
大坂なおみが観戦するなかで、
彼らを相手に八村塁は、キャリアハイとなる30得点を上げる。
Highlights: Rui Hachimura vs. Clippers 12/01/19
マイケル・ジョーダンがオーナーのホーネッツを相手に、
Highlights: Rui Hachimura vs. Hornets - 12/10/19
18得点12リバウンドで開幕戦以来のダブルダブル達成👏
NBA選手名鑑でウィザーズの日程を見ると、ミルウォーキーバックスとの試合が、1月28日にアウェイである。
化け物だらけのNBAでも一番化け物のヤニスと対決する日。
それは、八村塁自身も楽しみだろうけど、ファンの一人としても待ちきれない思いだ。