シーホース三河の選手、シェーファーアヴィ幸樹は、自分の成長を「メタルキングが まわりにたくさんいるから」と答えるゲーム好きだ。
シーホース三河でレベルアップを実感するシェーファー・アヴィ幸樹「メタルキングがいっぱいいますから」 - バスケット・カウント | Basket Count
YouTubeでも活動し、ゲーム実況動画を上げている。
オレがシェーファーを初めて見たのは、アンダー19のFIBAワールドカップだった。
八村塁をエースに世界10位という快挙を成し遂げた若き日本代表。
八村塁のバックアップとしてゴール下を任されたシェーファーなくして、この偉業は達成できなかった。
驚くべきことに、彼は↓このU19ワールドカップ時バスケ歴二年ほどの「素人」だった。
サッカーから転向してバスケを始め、漫画のキャラクターを超えるほどのスピードでアンダーカテゴリの日本代表に上がっていった彼は、そこで成長を止めはしなかった。
Puerto Rico v Japan - Full Game - CL 9-10 - FIBA U19 Basketball World Cup 2017
ただ、ずっと右肩上がりというわけではなかった。
停滞の時期もあった。
アメリカの大学でプレイタイムを得られなかった彼は、Bリーグに移ったが、強豪アルバルク東京でも、ベンチを温めることが多かった。
だが、アルバルク東京から滋賀レイクスターズに移ったあたりから、活躍を見せ始める。
【ダンク2発!天皇杯・オールスターで自信を得た次世代センター】シェーファーアヴィ幸樹(滋賀#6:10点 | 5リバウンド | 1アシスト)vs島根|01.26.2020 プロバスケ (Bリーグ)
【外国籍選手不在の滋賀のインサイドを支え16点14リバウンドのダブルダブル!】シェーファー アヴィ幸樹(滋賀#6:PF/C)vsA東京|03.14.2020 プロバスケ (Bリーグ)
彼にとって、同世代に八村塁がいることも大きな刺激となっているだろう。
アンダーカテゴリで八村塁と一緒に戦って世界10位の実績を残した彼にとって、A代表で八村塁と一緒にやるのは、一つの夢だった。
そしてそれは、大きな挑戦だったはずだ。
だが彼はそれを短期間で達成した。
彼はたった3年半で、A代表まで駆け上がった。
八村世代の出世頭、八村塁を除けば先頭に立つ存在だ。
ポテンシャルの塊 イケメンビックマン シェーファーアヴィ幸樹 [Bリーグ]
Bリーグのシーホース三河に所属する現在は、外のシュートも手に入れて、活躍の幅を広げている。
【急成長】3Pシュートという新たな武器を手に入れた成長中の次世代ビッグマン|シーホース三河#32 シェーファーアヴィ幸樹
レベルの高い外国籍ビッグマンを相手に戦っているシェーファーが、これから先も成長していくことは間違いない。
【止まらぬ猛攻】シーズンハイの活躍で古巣を撃破|三河#32 シェーファー アヴィ幸樹
2メートルを超える人材が少ない日本で、ベテランの竹内兄弟や太田敦也の後を継げる若手筆頭株は、間違いなく彼だ。
さらなる成長に期待したい。