今日の朝、生卵かけご飯を食べようとして、失敗した。
割るために卵に与えた衝撃が強すぎて、生卵はお椀に入らずに落ちてしまった。
失敗を受け入れられず、まだへこんでる。
テーブルの上の黄色い目玉から、「どうして落とすんだ?」と恨みがましく見つめられているようだった。
学生時代バスケ部で、イージーなゴール下シュートを落とした時に向けられた、白い目を思い出した。
生卵は、ただの液体じゃなくてねばついた粘液だから、拭きとるのに苦労した。落とすなんて失敗をしなければ、そんな苦労せずに美味しく食べることが出来たのに・・・
生卵を割るのをミスる。まさしく凡人の失敗だ。
こういう上手くいかなくてへこんでるときに見たいのが、天下人NBA選手の失敗だ。
誰だってミスをする。
その事実が、一般人の失敗を慰めてくれる。
いつも「人間じゃない」スーパープレイを見せてくれるNBA選手だからこそ、たまにするミスで「人間なんだな」と安心させてくれる。
バスケ選手の頂点に立つNBA選手ですら、バスケの初歩のレイアップをミスする。
ドフリーのワンマン速攻、決めて当たり前の場面でも、外してしまうことがある。
速攻も、ゴール下のイージーシュートも、スローインも失敗することがある。
フリースローがエアボールになることだってある。
数的優位の速攻でパスミスすることもあれば、見せ場のダンクをミスすることもある。まさかのトラベリングだってある。
史上最高のシューター、ステフィン・カリー
NBAの歴史を変えたスコアリングガードの彼ですら、リングにすら当たらないエアボールもあるし、ダンクをミスすることもある。
失敗をしない人間はいない。
そのことを、NBAスターたちは、神業のスーパープレイを見せ続けながらもたまにする失敗で教えてくれる。
大事なのは、失敗とどう向き合うかだと思う。
渡邊雄太のNBA本契約を祝う、バスケ解説者佐々木クリスの緊急生配信で、良い言葉があった。
NBAとは何の略か?という話
実際には、National Basketball Associationだが、
バスケットボールは必ずミスが起こるスポーツだとした上で、佐々木クリスは言う。
NBAは、Next Best Actionの頭文字でもあると。
バスケで一番大事なのは、
ミスした後に何をするか、最良の行動をとれるかどうかだと。
バスケに限らず、人生に失敗はつきものだ。
失敗した後、その時どうするかが最も大事だ。
失敗して消極的になり、何もできなくなってしまうのはもちろん駄目だ。
失敗して取り返そうと焦り、さらなる失敗をしてしまうのも、もちろん良くない。
だが、失敗と上手く向き合えた時に、人は大きく向上できるのだと思う。
失敗したおかげで、その経験を何倍もの成功に変えることだって可能だと、信じている。
人を一番大きく成長させてくれるのは、失敗だ。オレはそう信じている。
皆さんもそう思いませんか?