東京オリンピック終わりましたね。
日本の金メダル獲得数は27個で、アメリカと中国に次いで3位。
銀メダルは14個、銅メダルは17個。
合計58ものメダルを、日本選手団は獲得してくれた。
バスケファンとして、何と言ってもうれしいのは、5人制の女子バスケの躍進だ。
日本バスケに初めてメダルをもたらしてくれた彼女たちに、盛大な拍手を送りたい。
👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏
では、決勝のアメリカ戦を振り返っていきます。
スタメンは、アシスト女王の町田、長身オールラウンダーの赤穂ひまわり、CaptainでCenterの高田、シューターの林、同じくアウトサイドシュートが得意な宮澤の五人。
先制点はスー・バード。女子バスケ界のレジェンドが決める。
日本の初得点はキャプテンの高田。
3Pを打つときにファウルを受けた宮澤が3本ともフリースローを決める。
1Q残り五分、5-14とリードされて、日本がタイムアウトを取る。
トム・ホーバスの檄が飛ぶ。
センター高田の3Pシュートが決まる。
ベンチから、本橋、東藤、馬瓜が入ってきて、
本橋がさっそくスリーを決める。
残り一分切って、本橋がまたスリーを決める。
14-23で第1Q終了。
第2Q。最初の日本の得点は最若手の東藤だった。
彼女が振り向きざまシュートを決める。
長岡がターンで敵をかわし、ゴール下シュートを決める。
本橋が3P。三本目のスリーが決まる。
町田に代わって出ている本橋は、スコアリングが魅力の司令塔だ。
本橋果敢に攻めるも、強烈なショットブロックを食らう。
林があいた空間に走り込んでイージーレイアップ。
本橋アシストでオコエの2P。
林がフローター(ふわっと浮かすシュート)で2得点。
本橋がアメリカの高い壁、背番号15ブリトニー・グリナー(2メートル6センチ)の高いブロックをかいくぐって、2得点。
三好がスリーを決める。
得点が入らない時間帯が続く。日本タイムアウトを取る。
高田のツー。
町田からまた高田の2。
やっぱりアメリカでかすぎる。特にブリトニー・グリナ―の高さを使って、インサイドを攻めてこられると、やっぱりつらい。
赤穂ひまわりがディープスリーを決めて、39-50で前半終了。
前半終わって、本橋が11得点でチームハイ。
後半最初の得点は町田。ドライブから決める。
スー・バード(175センチ)とのミスマッチをつくり、高田(185センチ)が二得点。
さらに町田→高田のホットラインで、ツーポイント。
3Q中盤から、町田と本橋、二人の司令塔がコートに共存する時間帯。
町田の技ありレイアップ。
高田ポストアップから、フェイダウェイジャンプショット。
ここで、両チームのブロックショット数が出る。
アメリカ11に対し、日本0という衝撃の数字。明らかな高さの差だ。
小さいほうがブロックされやすいという🏀というスポーツの過酷さを、この数字は教えてくれる。
アメリカに3を決められるが、即座に馬瓜エブリンが3をやり返す。
本橋ドライブからジャンプショットで2。
ファウルされた高田がフリースローを二本とも決め、56-75で第3Q終了。
さあ、残り十分。
第4Q、残り七分四十秒でようやく日本初得点。本橋のスリー。
アメリカのブレアナ・スチュワートにバスカンワンスローを決められ、59-82。
残り時間が少ない中で、厳しい点差だ。
23点差。残り六分。
速攻決められ、25点差。
三好切り込んで2。
町田も切り込んでレイアップ。
町田アシストで馬瓜のゴール下シュート。
馬瓜がファウルもらってフリースローを一本決める。
町田もフリースローもらって、二本ともものにする。
フリースローを決めた町田はベンチに下がり、代わりに宮崎が入る。
残り一分半。宮崎バスカンワンスロー。
その後、オコエもファウルをもらい、二本ともフリースローを決める。
残り時間わずかで、馬瓜エブリンがタップシュートでねじ込むが、
違った。馬瓜本人が否定していた。ということは、アメリカの自殺点だったらしい。
ちなみに、馬瓜エブリンはYouTubeチャンネルを運営している。
差は縮まらず、75-90で決着。
やっぱりアメリカは強かった。タイムアウト使わなかったし、まだ余裕を感じた。
敗戦。それでも頂上での敗戦。銀メダル獲得だ!!
世界二位だ!!おめでとう!おつかれさまでした!!
この結果で、明らかに女子バスケの注目度が増している。
影響は、バスケブログを運営している自分も感じる。
↓この三年ほど前に書いた記事が、急にアクセス数を伸ばしている。
当時の女子バスケ代表ポイントガード、吉田・町田・藤岡について書いた記事だ。
東京オリンピックでの町田瑠唯の活躍が、この記事の価値を高めてくれて、検索流入を増やしてくれた。
「金メダルを取る」という目標で東京オリンピックに向け活動し続けた女子バスケ日本代表。目標を完全達成したわけではなくても、結果は残した。
結果、女子バスケへの注目度も高めた。
そして思うのは、これからのことだ。
一過性のブームで終わるのではなく、女子バスケへの注目度が高いままであるために、今回のオリンピックの結果が、女子バスケの未来につながることこそが望ましい。
あの東京オリンピックの銀メダルがあったから……
そんなふうに、のちのち思えるようになればいい。
打倒アメリカという思いはさらに強くなっただろう。
金メダルを手にしたいという思いだって、さらに強くなっただろう。
そして、今回のオリンピックでの女子バスケの活躍を見た子供たちに、「わたしもいつかあんなふうに、世界と戦いたい」という夢を持たせることにも、きっと成功しただろう。
女子バスケの未来につながったはずだ。そう信じている。