バスケ選手だった父を持つ代表常連の25歳、馬場雄大。
筑波大学在学中からBリーグのコートで豪快なダンクを決めてきた。
大学生Bリーガー、卒論は「ダンク」 アルバルク東京の馬場雄大選手と井上雄彦さんが対談 (Bリーグ・主役に迫る)
大企業トヨタがバックにある強豪バスケチーム、アルバルク東京に所属する国内トップ選手という地位を投げ打って、不安定な海外挑戦へと舵を切った。
【NBA挑戦表明】アルバルク東京#6 馬場雄大 プレー集|B.LEAGUE 2018-19 SEASON
海外への道が拓けたのは、FIBAワールドカップのアメリカ戦だった。
日本はアメリカに大差をつけられ、勝敗はすでに決していたが、馬場雄大はアメリカ相手に物怖じせず、スティールからの速攻ダンクという持ち前のプレーで、一矢報いた。
アメリカ代表のコーチやスタッフは、NBAのコーチ・スタッフでもあるし、強国アメリカ代表の試合は必然的に注目を集めるから、
アメリカ代表相手の試合で活躍するということは、NBAという世界最高峰の舞台に引っ張ってもらうチャンスだと言える。
馬場雄大は、その少ないチャンスを誰よりも力強くつかんだのだ。
Yudai Baba (馬場 雄大) - All BUCKETS & HIGHLIGHTS from the FIBA Basketball World Cup 2019
代表での活躍はNBAにつながり、ダラス・マーベリックスと契約して、ドンチッチやポルジンギスと一緒にプレーする機会を得る。
馬場が八村、渡邊に続いたことで、2019-2020NBA選手名鑑に、日本人が三人載るという快挙を成し遂げる。
マーベリックス傘下のGリーグのテキサス・レジェンズでプレーし、3&D選手として輝きを見せた馬場雄大。
【アメリカで急成長】馬場雄大 2019-20ハイライトシーン Yudai Baba Highlights
海外挑戦。それはすんなりいくはずがない。
彼は語る。アメリカのガードのスキルに圧倒された、と。
だがそれは、ぶち当たる必要のある壁だった。
彼は高い壁にぶち当たったことで、シューターとしての才能を開花させた。
「自分は何も持ってないんだ」NBAに挑戦する馬場雄大がアメリカで受けた衝撃と挫折からの復活
新型コロナウイルスのせいで海外挑戦が難しいイレギュラーな状況の中で、NBA挑戦の意志を持ち続ける彼は、オーストラリアのリーグNBLに活路を見出した。
1月15日 馬場雄大 NBL開幕戦でダンクを炸裂!!! vs Adelaide 36ers (NBL リ-グ)
観客席の様子が、NBLはほかのバスケリーグと違う。
無観客でないどころか、観客が隣同士密に座っている。
コロナウイルス感染の心配がないからだ。
島国ならうまくやればコロナウイルスを封じ込められるというお手本を、オーストラリアは見せている。早いところ日本もコロナウイルスを抑え込んで、当然だったはずの日常を取り戻してほしい。
1月25日 馬場雄大 出場シーン!vs Cairns Taipans (NBL リ-グ)
渡邊や八村と違って、日本の大学出身で、国内のリーグから海外挑戦という道を切り開いた馬場雄大。
そんな彼の今後から、目を離せない。
Yudai Baba 馬場雄大 (@babaseyo) | Twitter