バスケの審判はA~E級、さらに上にS級があって、S級審判の資格を得れば、BリーグやWリーグでも笛を吹ける。
そんなS級審判の一人で、日本初のプロレフェリーの動画がこちら↓
【バスケットボール】特集 日本で“ただ1人”のプロレフェリーに密着!大手銀行員からレフェリーの道へ!エリート街道を捨てた理由とは!?
試合中の心拍数が測定され、その心拍数データがスイスのFIBA本拠地に送られ、レフェリーとしての能力を測る判断材料にされてるというのは驚きだ。
「ミスは許されず、上手くいっても褒めてはもらえない」
本当にその通り。大変な仕事だ。
曖昧なところを白黒はっきり判定しなければいけないから、その判定に納得できない人が必ず出てくる。
そんな大変な審判に目を向けて試合観戦するのも、新たな楽しみかもしれない。
バスケットの基本的なルールのトラベリングを見逃さないということを審判は当然のように求められるが、トップ審判ですらその基本的なトラベリングの見逃しをしてしまうことがある。
特に審判泣かせなバスケ選手と言えば、ジェームズ・ハーデンだ。
【NBA解説】ジェームズ・ハーデンのビッグトラベリングについて
ハーデンは普段からよくゼロステップを使ってるから、ゼロステップ込みでもトラベリングなのに、審判はついつい見逃してしまう。
後に審判は間違いを認めたが、試合中に彼がトラベリングをしたか否かを見極めるのは非常に難しい。
カリーが同じようなステップをしてもすぐトラベリング吹かれた↓この動画も、ぜひセットで見て欲しい。
【NBAインタビュー】ステフ・カリーがハーデンと同じプレイを…その後のインタビュー
まずFIBAルールで言うところのゼロステップ(NBAではギャザーという概念)を理解しないことには、ハーデンがボールを保持してから何歩歩いてるかを、見極めることはできない。
簡単に言えば、今のバスケには0歩目がある。
ハーデン・ヤニスが多用するゼロステップとは?~シーズンMVPの極意~
ハーデンが、中国かどこかのトレーニングキャンプで、若い子たちから「いつもトラベリングしてる」と言われて「トラベリングじゃない」と反論し、「次のシーズンからはもっとすごいのを見せる」と豪語したという。
ハーデンがステップバックについて言及!八村塁日清食品とスポンサー契約!祝・ジョーンズ杯日本代表銅メダル獲得☆
その情報を提供してくれた左側の大西玲央は、NBA選手が来日した時の通訳とか、NBA選手の本の翻訳をやってる人だ。
レイ・アレン自伝は持ってないが、コービーの本は持ってる。
この記事でも書いたように、『コービー・ブライアント失う勇気最高の男になるためさ!』は、コービーのことだけじゃなく、ほかのNBA選手やNBAという世界についても詳しく知れる、バスケ好きなら絶対楽しめる本だ。
ハーデンがゼロステップを駆使してリーグ屈指のスコアラーにのし上がったように、新しいルールに適応できる選手は強い。
そして審判は、そういう選手以上に新しいルールに適応しなければならない。
審判は、本当に大変だ。
だが、バスケットボール界の発展のためには、選手だけでなく、審判もレベルアップしなければならない。
審判が大変なのは百も承知だけど、やっぱりバスケ好きだから、観戦者以上にバスケの試合に関わりたいという気持ちがある。
審判は文句を言われがちだけど、バスケの試合は選手だけでつくってるわけじゃない。
レフェリーも必要不可欠な存在なのだ。
だから、そんな審判にあこがれを抱いている。